環境問題は世界的な課題で、リサイクル運動には市民も参加可能に/井草実業

最終更新日 2024年5月3日 by citations

◯世界的課題の環境問題とリサイクル運動

環境問題の解決が、社会的に大きな課題となりました。

かつて日本国内でも公害という問題が多発し、河川や野山の自然破壊が人々の暮らしに多大なデメリットを及ぼしました。

現代社会ではその多くが人々の努力によって解決しましたが、まだまだ地球規模で見れば環境破壊は進んでいます。

特に発展途上国では経済成長が最重要課題になっており、森林や海に多少犠牲を払ってでも、とりあえずは国が発展すれば良い、という流れが加速中です。

もちろん経済成長は発展途上国にとって大事な要素であり、国内の景気が悪化していては環境保護に力を入れる事も出来ません。

しかし本来であれば農地に出来る土地に、ソーラーパネルを設置したり、手入れをすれば継続的に利益を生み出してくれる森林を丸ごと伐採して、短期的な経済成長だけを得る方法は非効率的です。

日本は幸いなことに、今でも経済大国であり、過去に同様の経験をした国でもあります。

その苦い思い出を再びアジア諸国で繰り返さないように、間接的ではありますが経済成長を過度に進める国々に対して環境保護の技術協力や寄付、資金援助などの方面から、環境保護のサポートを進めたいところです。

◯日本国内ではリサイクル運動が完全に根付いている

日本国内ではリサイクル運動が完全に根付きました。

わざわざリサイクルという言葉を持ち出す必要がないレベルまで、市民生活に根付いており、回収して再利用できるごみは捨てる前に分別するようになっています。

多少手間と労力は掛かりますが、自分たちの出したごみがただ単純に燃やされるのではなく、再び資源として再利用される事は素晴らしい結果であり、大勢の市民が嫌な顔をひとつもせず毎日しっかりと家庭ごみの分別に努力しています。

地域や自治体によって分別の仕組みが違うため、別の町に引っ越した後、ルールを再確認しなければいけない、といった問題点があり、このポイントについては改善が強く求められるのが実態です。

井草実業などの最新のごみ処理施設は技術革新が進んでおり、以前よりも大雑把な分別でも十分家庭ごみのリサイクルが可能となりました。

その実態を反映せず、今でも非常に細かい仕分けのルールを続けている自治体もり、市民の間では疑問の声が少し高まっているのは確かです。

ルールの改正が遅れており、現実の技術を反映した制度設計になっておらず、逆にリサイクルの効率が下がっている面も否めません。

ペットボトルやプラスチックなどは過度に仕分けした方が、かえって最新のごみ処理システムでは再利用する事が出来る資源を取り出しにくいと専門家は強く指摘します。

◯根本的にゴミを無暗に出さない等の工夫も求められている

根本的にゴミを無暗に出さない等の工夫も一般消費者に求められています。

大量生産と大量消費の時代においては、ありとあらゆる物が実質的に使い捨て状態です。

まだ着られるTシャツだか、柄が流行遅れなので捨てる、使う予定はなかったけれどお店で安かったのでパソコンを買ったけれど結局不要で捨てることにした等、こういった無駄な捨て方をしていると、社会全体で不要なゴミ処理が増えて地球環境に負荷をかけます。

月並みですがお店でお買い物をする際は、必ず必要か不必要かを吟味しましょう。

安価だから、テレビで見かけた殻などの理由だけで家電や家具を衝動買いすると、結局後で不用品になります。

不用品を処分する際には別途リサイクル費用が掛かるため要注意です。

処分に掛かる費用は自治体によって色々ですが、決して安価ではないので、やはり衝動買いはやめて計画的に家具や家電は購入しましょう。

◯リサイクル活動への参加が、今では一個人でも直接参加可能となった

以前はなかなか一般消費者が出来なかったリサイクル活動への参加ですが、今では一個人でも直接参加可能となりました。

自宅にある要らない物をそのまま廃棄するとゴミになるだけです。

しかしフリーマーケットや買取専門店、ネットオークションなどを利用すれば、それを必要とする人々の手元へ届きます。

フリーマーケットは町内会や地元のイベント会場が定期的に開催しています。

参加は基本的に自由です。

自宅の要らない物を一挙に放出できる大チャンスです。

処分にお金がかかる家電や家具などもフリーマーケットを活用すれば、たとえ安い値段でしか売れなくてもむしろ実質的にはプラスとなります。

買取専門店を利用するのも良いアイデアです。

古さや痛みが目立つ品はフリーマーケットやネットオークションで、タダ同然で処分しても良いですが、状態の良い物やブランド品や高級家電などは、プロがしっかりと価値を鑑定してくれるお店に持ち込んだ方が良いでしょう。

未開封のブランド品や使用感が目立たない家電や家具は特に良い値段をつけてもらえます。

古本や古雑誌などは基本的には資源ごみになりますが、買取専門店に持ち込めばまとめて買取してもらえるため、こちらの方がプラスです。

若者の間では以前にも増して、ユーズド品のニーズが高まってきました。

自分的には不要だと思うものも、それを必要とする一人暮らしの大学生に届ければ環境問題的にもプラスです。